室温で液体の単体
教科書レベルで知られている単体
通常、「常温常圧で液体の単体」と言えば、以下の物質が知られています。
- 臭素 Br2
- 融点 -7.2 oC, 沸点 58.7 oC)
- 水銀 Hg
- 融点 -38.86 oC, 沸点 356.66 oC
意外に知られていない、以下の単体
実は、常圧下で、かつ「室温に近い」温度で液体になる単体は、他に三つ知られています。
- ガリウム Ga
- 融点 29.78 oC, 沸点 2403 oC
- セシウム Cs
- 融点 28.5 oC, 沸点 690 oC
- ルビジウム Rb
- 融点 38.89 oC, 沸点 688 oC
ルビジウムは猛暑でなければ液体になることはないでしょうか、他の二つは、容易に液体として御目にかかれるのではと思います。
液体の合金
- 常温常圧で液体の金属は、水銀との合金(アマルガム)が広く知られております。
- その他、ガリウム・インジウム・スズの共晶合金 (融点 -19 oC, 沸点約 1300 oC) で、「ガリンスタン」という商品名で知られているものもあります。水銀と比較して毒性が低いため、体温計にも使われています。
ガリウムあれこれ
- 単体は、室温付近での融点である一方、沸点が非常に高いため、液柱温度計にも応用されています。
- 凝固すると体積が増大する数少ない物質です (その他、水、ビスマスなど)。
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